【特集】モーションキャプチャ×★★★


   
   
モンブランは「カメラの要らないモーションキャプチャシステム」をスタジオ内に持っています。
なので、私たちはそれをいつでも使うことができるんです。

「モーションキャプチャ × ★★★」

★★★の中には、例えば、スポーツやアクション、笑いや音楽など、
アイデアのある組み合わせ次第で、モーションキャプチャを使った「新しい表現」を生み出せるのではないか、
と思っています。

今回は、RKB「エンタテ!区〜テレビが知らないe世界〜」の「モーションキャプチャ特集」に出演させていただいた記念として、モンブランが制作に携わった、いろんなモーションキャプチャ・プロジェクトを
「モーションキャプチャ × ★★★」と題してご紹介!
   
   
   

【 モーションキャプチャ × コメディ 】

   
放課後ミッドナイターズ      

「役者の人間味をCGに取り入れると、舞台芝居のようなコメディアニメが作れるかも?」
このシンプルなアイデアが、すべての始まりでした。
そのために最も大事にしたのは、キャラクターの性格や感情がうまく醸し出されるまで、劇団の役者さんと一緒に稽古を積み重ねること。
入念な役作りをしたことで、本番の撮影時には「アドリブ」も飛び出し、
役者の自然な感情から生まれる何気ない小さな仕草が、CGに絶妙な色気を加えることになったのです。
その結果、世に数あるモーションキャプチャ・アニメの中でも、一際イキイキとしたキャラクターになったのではないかと思います。

劇場版


   
ショートムービーズ


   
   
   
   

【 モーションキャプチャ × アート 】

   
西元祐貴×猪口大樹のスペシャルコラボ「龍のキセキ」

「墨絵を描いていく過程や、作家の息づかいを映像で表現したらおもしろいのでは?」
そんな発想から生まれた「龍のキセキ」では、墨絵アーティスト・西元祐貴さんが墨絵を描くときの身体の動きを分析するところから始まりました。
そこで活躍したのが、モーションキャプチャなのです。
撮影のとき、西元さんには全身にセンサーを装着したうえで、墨絵を描いてもらいました。
そうすることで、一筆一筆にぎゅっと込められた、腕の傾きや手首のひねり、足腰の動きをデータとして記録。
さらに、筆圧を計測するための特注の筆や、筋肉の活動量を計測する筋電センサーを用いるなど、
さまざまなアイテムを組み合わせて、西元さんの身体性を紐解いていきました。
続いて、その記録されたデータを元に、猪口大樹がダイナミックかつ緻密なグラフィックで表現。
まるで、その場で西元さんが描いているかのような臨場感と迫力のある、まったく新しい墨絵の姿を体感できる
作品になりました。


   
   
   
   

【 モーションキャプチャ × ミュージック 】

   
NEIGHORS COMPLAIN「LST/D」オフィシャルMV

一見、手付けに見えるドット絵風のアニメーション。
このキャラクターの動き、実はモーションキャプチャシステムでダンサーさんの動きを取り入れて作ったのです。
モーションキャプチャを使うことで、ダンサーさんのグルーヴ感をうまくキャラクター作りに生かすことができたと思います。
また、手付けでイチからアニメーションを作るよりも制作スピードが格段に上がる分、
細かな部分の演出に意識を向けることができ、よりクオリティの高いMVに仕上げることができました。
一度聴いたら、頭から離れない曲と映像ですよ!ぜひ再生してみてくださいね。


   
   
   
   

【 モーションキャプチャ × ダンス 】

   
「HUGっと!プリキュア」後期エンディング

「新しい演出を取り入れたい」
制作時、東映アニメーションさんより、このようなお題をいただきました。
そこで、それまでのゴージャスな舞台美術から一転、
モーションキャプチャによるダンスと、モンブランが得意としているモーショングラフィックスの
「気持ちの良いシンクロ感」をコンセプトに、シンプルなアートディレクションで魅せることにしたのです。
そうなると、より大事になるのが「プリキュアたちの演技」。
元気の出る応援ソングに合わせたモーションキャプチャによるダンスと、生き生きとした表情にこだわり、
「とことん、かわいい!」ポイントをふんだんに盛り込んでみた結果、とてもチャーミングなエンディングができたのかなと思います。
SNS上では「80年代アニメのエンディングみたいで可愛い!」「子どもたちが何度も見返している」と、
幅広い世代の方にご好評をいただきました。


   
   
   
   

【 モーションキャプチャ × ライブ 】

   
GReeeeNライブツアー

メンバー本人の動きをデータ化した、モーションキャプチャーを駆使したエンターテインメントステージ。
2018年の全国ツアーより、GReeeeNのメンバーと一緒に企画・脚本を、そして映像制作も担当させていただいています。
笑いあり、涙ありの、臨場感溢れる圧倒的エンターテイメントショーとして、ファンの方もそうじゃない方も楽しめるよう仕掛けを存分に盛り込みました。
ライブ会場は、デジタルだけの空間ではなく、GReeeeNのメンバーとお客さんが一体となり心のこもった生モノの感動があふれています。

   
   
   
   
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